顔見知りの2年間。

そんな事があって、そしてその後も電車の中で私が起こしたお恥ずかしな出来事を目撃されたりしたことで駅で、そして電車で出会うたび
「こんにちは」と挨拶されるようになったのだった。
出会いと呼ぶべきかもしれないが、私は耐えられなかった。
あの夏の膝に乗ったことだけでなく、他の恥ずかしいことまで思い出すのだからね。